死にたい気持ちが来たときは。
小学校低学年の次女は、学校でのトラウマから抑うつ状態になり、その頃から『死にたい』という言葉を口にするようになりました。
一時期、精神的不安定がピークだった頃は、死にたいと泣き叫び、包丁を持ち出したこともありました。
この時ばかりは私もどうしたらよいか本当にわからず、主治医の先生にすぐに相談に行きました。抗不安薬を処方されましたが、効かないどころか副作用ばかりが酷く、結局1錠飲んだだけで中止になり、心理療法を集中的に行って頂くことになりました。
最近は『死にたい』と言う頻度は以前に比べてだいぶ落ち着いてきたのですが、数日前から急に、再び頻繁に発するようになりました。
『ママも死にたいって思ったことあるの?』
『いっぱいあったよ。あなた達のお母さんになっていなかったら、きっと死んでいたと思うよ。』
『そっか。』
こんな会話を何度もしました。
死にたいなんて思いたくないのに、死にたい気持ちが襲ってくる。
次女はそう言います。
担当の臨床心理士さんのお話。
どうやら彼女は、自身のトラウマといよいよ向き合う段階に入ってきたのだろう、とのこと。
その過程で起こる反応のひとつ、とのことでした。
悪くなっているわけではなく、心の傷が少しずつかさぶたとなり、その過程で疼いているんだな。
ここで引っ掻いて出血してしまわないよう、根気よく見守っていこう。
彼女の『死にたい』気持ちを否定せず、寄り添ってあげられる親になりたいと願う、今日この頃です。
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