発達障害って悪いこと?
最近、次女が『眠れない』と言います。
学校に戻るための準備期間に入ってきたので、緊張もあるのかな、と思いつつ、そんな時は無理に眠ろうとせず、いろいろな話をします。
先日、発達障害について、少し突っ込んだ話をしてみました。
そこでわかったのは、次女はADHDが発達障害のひとつであると、きちんと理解できていなかったようです。
小学校低学年の次女には難しいかな?と思う内容は、年齢が上がるのと共に徐々に話していこうと思っていたのですが、
次女は物事の飲み込みが早く、ニュアンスで話の枠組を理解できてしまうところがあるので、しっかりと説明をすることで、自分の中で噛み砕くことができたようでした。
次女は聴覚過敏があり、騒音に耐えられずパニックになってしまい、教室を飛び出してしまったり、イライラして大声で叫んでしまうことも、性格などの問題ではなく、発達障害の特性であって、簡単に言うと、他の人よりあなたが極端に苦手な部分なのよ、と説明しました。
次女は、知って良かった、教えてくれてありがとう、と言ってくれました。
以前から、これについて次女には何度か説明したつもりでしたが、私の説明が不十分だったようです(私自身が発達障害なので、肝心な部分をすっ飛ばして話していた可能性が高い)。
そして、発達障害という言葉はハンディキャップのように聞こえるかもしれないが、その特性を活かして成功した人も多くおり、教科書に載るような偉人たちにも、発達障害と思われる特性を持つ人物が多くいること。
だから、発達障害であることは必ずしも悪いことばかりではない、もっと自分に自信を持っていい!と言いました。
発達障害と聞いて泣き顔だった次女も、次第に目をキラキラさせながら、私の話を聞いてくれました。
『発達障害は、苦手なことは多いかもしれないけど、その分ずば抜けて得意なことがあったり、苦手を補う能力を秘めているからこそ、成功できたり、人を惹きつけたりするんだよ!
だから、自分に合った生き方、働き方を探せばいいだけなんだよ。
能力の活かし方は、いくらでもあるんだから!』
すると次女も、うん、そうだね、ママありがとう、と笑顔で言ってくれました。
生きづらい世の中なら、当事者が声をあげて、少しずつでも道を切り拓き、生きやすい世の中に変えていけばいいじゃないか。
どうせ変わらない、と諦める前に。
やれることは、まだまだあると思う。
娘たちが大人になる頃には、もっともっといろいろな人が共存して、お互いを尊重して暮らしていける、『いろんな人がいていいんだ』とみんなが思える社会になったらいいな。
そのために今、大人の私達ができることは何か。
模索する日々です。
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