発達障害と、仕事と、受験と、時々不登校。生きづらい親子が自分達らしい生き方を見つけるには。

ADHD持ちの私と、程度は違えど同じ特性持ちの娘2人。上手くいかないことばかり、でも楽しく生きていきたい。そんな日々を綴ろうと思います。

心は決まった。

長女が受験する大学の出願先について、昨日、長女はセンター試験後の業者判定結果を高校へ持参し、信頼できる数人の先生に意見を聞き、考えをまとめました。


受かれば、自分の最終学歴になるかも知れない大学。

受かっても落ちても、後悔しない選択をする必要がありました。


彼女自身が出した結論は、かねてより志望していた第一志望の大学ではなく、それ以外に検討していた大学のうちのひとつでした。


選んだ理由として、彼女が一番学びたい分野を学べる学部、学科であるということ。

第一志望の大学ほどではないにしろ、十分に魅力的な大学であるということ。

第一志望の大学よりも都心部に近いこと。

元々、他県の大学に行きたいという思いがあったこと。

そしてやはり一番の理由は、第一志望の大学よりも、遥かに合格に手の届きそうな位置にあった、ということです。


センター試験最後の年であるため、浪人覚悟で崖っぷちからのチャレンジ受験は、やはり選ぶことはできませんでした。


私は、それで良いと思いました。彼女自身が悩みに悩んで、自分できちんと出した結論です。

それを聞けたことは、本当に嬉しかった。

あとはひたすら、彼女が決めたことを応援するのみです。


祖母(私の母)ヘこのことを伝えると、最後まで第一志望を受けるものと思っていたようで、大変ショックを受けていました。

それもそのはず、仏壇に第一志望の大学のパンフレットをお供えして、毎日手を合わせていましたからね。


祖母の気持ちもわかります。私も実際のところ、初志貫徹で最後まで諦めないで挑戦して欲しかった思いも、心のどこかにわずかながらありました。

しかし、大学で学ぶのは本人。彼女が行く大学です。私達家族が行くわけではないのです。

彼女が納得して決めたのだから、それを支持しない理由はもうないのです。


学校から帰ってきた長女の表情は、すっきりとしていて、もう迷いはないんだな、と感じさせるものでした。それを見て、私も心底安心しました。これで、心ゆくまで二次試験の対策に集中することができます。


試験当日は、私も大学に同行します。帰りに美味しいご飯を思いっきり食べて帰ろうね!と笑顔で話しました。


不安しかなかった受験が、少し、楽しみになりました。


泣いても笑っても、あとわずかです。

残り少ない時間でどれだけ仕上げる事ができるか。

勝負はここからです。

死にたい気持ちが来たときは。

小学校低学年の次女は、学校でのトラウマから抑うつ状態になり、その頃から『死にたい』という言葉を口にするようになりました。


一時期、精神的不安定がピークだった頃は、死にたいと泣き叫び、包丁を持ち出したこともありました。

この時ばかりは私もどうしたらよいか本当にわからず、主治医の先生にすぐに相談に行きました。抗不安薬を処方されましたが、効かないどころか副作用ばかりが酷く、結局1錠飲んだだけで中止になり、心理療法を集中的に行って頂くことになりました。


最近は『死にたい』と言う頻度は以前に比べてだいぶ落ち着いてきたのですが、数日前から急に、再び頻繁に発するようになりました。


『ママも死にたいって思ったことあるの?』

『いっぱいあったよ。あなた達のお母さんになっていなかったら、きっと死んでいたと思うよ。』

『そっか。』


こんな会話を何度もしました。


死にたいなんて思いたくないのに、死にたい気持ちが襲ってくる。

次女はそう言います。


担当の臨床心理士さんのお話。

どうやら彼女は、自身のトラウマといよいよ向き合う段階に入ってきたのだろう、とのこと。

その過程で起こる反応のひとつ、とのことでした。


悪くなっているわけではなく、心の傷が少しずつかさぶたとなり、その過程で疼いているんだな。

ここで引っ掻いて出血してしまわないよう、根気よく見守っていこう。



彼女の『死にたい』気持ちを否定せず、寄り添ってあげられる親になりたいと願う、今日この頃です。

国公立大学出願について

国公立大学の願書受付が始まりました。


長女は、高校に入学してからずっと志望していた国立大学がありました。

もちろんそこを目指して頑張っていたのですが、センター試験の得点率が思いの外振るわず、志望校は変更しなければならない可能性が出てきました。


当初は、『ここから生まれ変わったつもりで頑張って逆転合格する。二次試験まで死ぬ気で頑張る』などと言っていたのですが...


国公立専願で私立を受験しておらず、落ちたら浪人を決めている長女。

浪人覚悟で受験するには、第一志望の大学はあまりに無謀な挑戦です。


私は、志望校の再考を提案しました。

長女自身も、自分の特性から考えて浪人は厳しいのでは、という思いに駆られ始めたようです。


まずは、考えを整理するために、自分の中での優先順位を考えるように話しました。

どうしても現役に拘るのか、浪人してでも志望大学に拘るのか。

大学名に拘るのか、大学名より入学後に学ぶ内容で選ぶのか。


冷静に考えた上で、高校の進路指導担当の先生と話してくるよう、薦めました。


長女は泣きながら、自分の特性がしんどい、と言いました。

しかし、向き合わねばならない現実でもあります。


どんな結果になっても後悔しない選択。

18歳の子供達にはとても重い選択であると思いますが、それを乗り越え、皆大人になっていくんですものね。


頑張れ長女。

頑張れ、全国の受験生。